ヨットで行く伊豆大島ダイビングツアー|快適な船旅と大自然に包まれる特別な体験

先日、「ブルーマリン大和」主催のヨットで行く伊豆大島ダイビングツアー開催に向けた視察のため、単独で伊豆大島まで航海してきました。

これまでに10回ほどヨットで大島へ行っていますが、今回が一番コンディションが良かったと感じています。

東京湾を抜け、太平洋の潮と風を感じながら進むルートは、まさに“冒険心をくすぐる特別な時間”でした。

また、大島沖は東京湾を出た大型船舶の主要航路にあたっており、航海中は世界各国から来る巨大なタンカーやコンテナ船が視界を横切っていく光景にも出会えます。

このダイナミックな海上交通のなかを、自らの操船で進んでいく体験は、まさにヨットならでは。

海図とレーダーを確認しながらのルート取りは緊張感と興奮が入り混じる、海のプロセスを味わう本格的な航海体験です。

ただし、三浦半島を離れると徐々に波が出てきますので、酔いやすい方は酔い止め薬をお持ちいただくことをおすすめします。

安全で快適な航海を楽しんでいただくための大切な準備のひとつです。

ヨットで行くダイビングツアーは、単なる移動手段にとどまらず、旅そのものを体験として楽しめる贅沢なスタイルです。

今回は片道約5時間。風や潮流の影響を受けながらの航海は、時間に縛られない自由な旅の魅力を存分に感じさせてくれました。

波浮港(はぶこう)に停泊|快適な船泊ダイビングの拠点

今回の停泊地は、伊豆大島の南東部に位置する波浮港(はぶこう)。

歴史情緒あふれるこの港町は、観光地の喧騒とは無縁で、まるで時間がゆっくり流れているような落ち着いた雰囲気が特徴です。

私たち「ブルーマリン大和」で使用しているヨットは、重厚感があり、波の影響を受けにくい設計のため、揺れが少なく、船内でも快適に過ごすことが可能です。

シャワー・トイレはもちろん、冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロなども完備されており、長時間の航海や船泊でもストレスなく過ごせます。

また、船を拠点に、レンタカーを利用して地元の温泉施設やスーパーマーケットへ足を運ぶことも可能です。

自然と地元文化を両方味わえるのも、ヨットツアーならではの魅力と言えるでしょう。

伊豆大島の人気ダイビングポイントと“通好み”の海

伊豆大島には「秋の浜」「野田浜」といった有名ポイントが数多く存在します。

秋の浜は通年安定したコンディションと豊かな生物層が魅力で、初心者からベテランまで楽しめる王道スポットです。

野田浜はビーチからエントリーできるうえ、ドロップオフやアーチなどもあり、ワイドにもマクロにも対応できる人気のポイント。

しかし今回私が特にご紹介したいのが、**「トウシキ」**です。

あまり知られていないかもしれませんが、実はこのトウシキ、夏から秋にかけて黒潮の流れをもっともよく受けるエリアであり、大物との遭遇率が非常に高い“知る人ぞ知る”穴場ポイントなのです。

透明度の高いこの時期には、ウミガメとの高確率な出会いはもちろん、運が良ければハンマーヘッドシャークや巨大なマグロといったダイナミックな生物にも遭遇できます。

ただし、このポイントは潮の流れが非常に速くなることがあるため、中〜上級者向けです。

エントリータイミングやルート判断を誤ると危険を伴うため、ガイドの判断と安全管理が何より重要になります。

それでも、うねるような潮のなかで突如目の前に現れる大物たちとの遭遇は、まさに海の冒険の醍醐味。

トウシキは、挑戦を楽しめるダイバーにこそふさわしい、ダイナミックな海の舞台なのです。

ヨットでの旅そのものが、かけがえのない体験に

多くの方にとって、「ヨットで行くダイビング」はまだ馴染みのないスタイルかもしれません。

しかし、旅のプロセスそのものを楽しみ、船上での暮らしを味わいながら海を感じる体験は、日帰りのダイビングとはまったく異なる魅力に満ちています。

今回は単独での視察でしたが、やはり仲間がいれば楽しさは倍増。

次回は、ぜひ皆さんとともに、この大自然と向き合う特別な海の旅を共有できたらと思っています。

まとめ|ヨットで行く伊豆大島ダイビングツアーの魅力とは

「ブルーマリン大和」が企画するヨットツアーは、

● 海をもっと深く知りたい方

● 陸上の旅とはひと味違う体験を求めている方

● 大物との出会いを夢見るダイバー

に、ぜひ体験していただきたい内容です。

大島の美しい海と、ヨットだからこそ味わえる自由な旅のスタイル。

あなたの次のダイビングが、人生に残る海の記憶となりますように。

投稿者:ブルーマリン大和 吉野 康弘

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です