久しぶりの潜水作業!港の海底にアンカーを打ち込みました

今日は久しぶりの潜水作業に行ってきました。

現場はとあるマリーナ。今回の任務は、海底に大きなアンカーを5個設置する作業です。

このアンカー、見た目以上に重く、水中での取り扱いはなかなかの力仕事。

しかもただ沈めればいいわけではなく、数十センチ単位の微調整が必要な、精度の高い作業です。海底の地形や障害物、潮の流れを読みながら、適切な場所にピンポイントで落とすのは、毎回神経を使います。

今回は、ブルーマリンでレスキューダイバー資格を取得した大学生の助っ人が手伝ってくれました。

彼は以前からダイビングの講習を通じて関わってきた若者で、水中作業への理解もあり、さらにボート免許も持っている頼もしい存在です。

特に感心したのは、海の中での恐怖心がまったくないこと。

港の中は視界も悪く、初めての人なら不安を感じてもおかしくない環境ですが、彼は落ち着いて、丁寧に作業をこなしてくれました。水中でも地上と変わらない冷静さを保ち、しっかりと周囲を観察して動けるその姿勢は本当に頼もしかったです。

実は普段、私は他の人に舵を任せることはあまりしません。

操船の判断は作業全体の成否に関わるため、自分で担当することが多いのですが、彼は車の運転も非常にうまく、普段から慎重かつ的確な判断をしているので、今回は思い切って操船を任せてみました。

すると予想以上に見事な操船!

こちらの指示を的確に理解し、狭い港内でもピタッと船を止める技術には感心させられました。アンカーの位置を正確に落とすためには、船のわずかな位置調整が必要になるのですが、それをしっかりやってのけてくれました。

最近の若い人はゲームなどで操作感覚が身についているのか、本物の船の操縦もスッと飲み込んでこなしてしまうセンスを感じます。今回のような作業でも即戦力として活躍できるのは素晴らしいことです。

港の中は透明度が非常に悪く、水中の視界はほとんどゼロに近い状態でしたが、感覚と経験、そして信頼できるサポートのおかげで、5つのアンカーすべてを無事に所定の位置に設置することができました。

作業を終えたあとの昼食は、言うまでもなく格別!

しっかり動いた後の食事は、何を食べてもおいしいですね。頑張ったご褒美のような、ホッとするひとときでした。

今回の作業は、ただの潜水業務にとどまらず、ブルーマリンで育った若いダイバーが現場でも活躍してくれる姿を見られた、とても嬉しい一日でもありました。

今後も、技術だけでなく人の育成やチームワークも大切にしながら、安全第一で確実な作業を心がけていきます

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