【台風シーズン到来】ダイビング講習は中止に…異常気象と向き合う夏
本日予定していたダイビングライセンス取得講習は、台風接近による海況の悪化により中止となりました。
楽しみにされていた皆さまには申し訳ありませんが、安全を最優先に考えての判断となります。どうかご理解いただけますようお願いいたします。
台風が来るたびにスケジュールが白紙に
毎年この時期は、海が最もにぎわうハイシーズン。
ダイビングを始める方やツアーに参加するダイバーが多く集まり、インストラクターとしても一番忙しく、やりがいを感じる季節です。
しかしその反面、最も悩まされるのが「台風」です。
台風の進路や発達の仕方は予測が難しく、前日まで穏やかだった海が、突然大きなうねりに包まれることもあります。
せっかく準備を整えていても、台風がひとつ来れば予定していた講習やツアーがすべてキャンセルになることも珍しくありません。
今年の海は、例年と明らかに違う
そして、今年の夏は特に海の様子が違います。
水温が異常なほど高くなっており、7月上旬の時点で30℃近い水温を記録するエリアもあります。
こうした高水温の影響で、台風が発生しやすく、しかも発達が早いという傾向が見られます。
「どうしてこんなに海が荒れる日が多いんだろう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
これは、単なる気まぐれな天候ではなく、地球温暖化の影響によるものだと強く実感しています。
自然と向き合いながら、今できることを考える
海に潜る者として、この変化を肌で感じない日はありません。
台風の数、水温の上昇、潮の流れの変化、魚の分布…。
自然相手の仕事だからこそ、いつも真剣に海と向き合っています。
講習やツアーが中止になるのは本当に心苦しいですが、無理をして事故が起きてしまっては元も子もありません。
安全第一でスケジュールを調整しながら、穏やかな海が戻るのを待っています。
美しい海を未来に残すために
この先も、異常気象や海の変化と向き合うことになるでしょう。
けれど、私たちにできることは、今ある自然をしっかり観察し、正しく伝え、守る意識を持ち続けることだと思っています。
次に海に出られる日を、心から楽しみにしています。
安全な海で、皆さんと素晴らしい時間を共有できますように。